【実録】きょうだい児とは?特徴4選を実体験を元に徹底解説

「障害者のきょうだいってどんな人?」
「僕の兄弟姉妹は障害者だけど周りに言えない」
「きょうだい児として生きづらさを感じている」

このページにたどり着いたということはこんな悩みを抱えていませんか?
あなたのその気持ちとてもわかりますよ。

僕には自閉症の兄がいます。
いわゆるきょうだい児と呼ばれる存在です。

子どもの頃から生きづらさを感じながら生きてきました。
「兄弟いるの?」って聞かれたら「一人っ子だよ」なんて言っていたり。

ですが現在はきょうだい児をカミングアウトしながら自分を受け入れることができながら生活しています。

きょうだい児だって幸せになって良いんです。
悩んでばかりいる必要だってありません。

この記事では

  • きょうだい児の特徴
  • 周りからバカにされたりした僕の体験談
  • 一歩を踏み出せた方法とキッカケ

を紹介します。最後までお読みください!

きょうだい児とは?

障害者本人の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と呼びます。
知的障害や身体障害精神障害の兄弟姉妹がいるという人が当てはまります。

「学校で兄弟姉妹が原因でいじめられる」
「兄弟姉妹と街を歩いてると奇妙な目で見られる」
「将来が不安すぎる」

そのようなきょうだい児特有の悩みがあります。

障害を持った子どもが生まれたら親はその子につきっきりになります。
他に健常なきょうだいがいても障害を持つ子の方が色々と優先的に。

でも障害のある子どもと親だけでなく実は「きょうだい」もとても大変です。

きょうだい児の4つの特徴

きょうだい児は4つのタイプに分類されます。

・親代わりになるきょうだい児
・優等生になるきょうだい児
・退却するきょうだい児
・行動化するきょうだい児

引用:障害児のきょうだい達の心の健康~きょうだい達をどう健やかに育てるか~

【きょうだい児の特徴1】親代わりになるパターン

同じ年齢の子に比べると兄弟姉妹に対して親の役割を担い、責任感が高いタイプのきょうだい児です

兄弟姉妹が障害を持っていて親も大変だから自分がしっかりしなきゃいけないと思っている素晴らしい考えを持ったきょうだい児です。

親や他の人からみるときょうだい児がこういう風に育ってくれれば理想的かもしれません。
でも結局は人に尽くすことを優先的にしてしまいじぶんのやりたいことができなくなっているかもしれません。

【きょうだい児の特徴2】優等生になるパターン

勉強やスポーツなどの家庭外の活動に見いだして、力を発揮するきょうだい児です

障害を持っている兄弟姉妹のできないことを自分が肩代わりしてあげなくてはいけないと思っているきょうだい児です。

すばらしいですね。僕は勉強もスポーツも全然ダメでした。
県でもトップクラス(地方なので大都市に比べればレベルは落ちる)の進学校に通っていましたが常に最下位争いをしていました。

小学校のマラソン大会はもちろん下位の常連でしたし、練習の時は疲れたら途中で歩いたり、教室に帰って怒られたこともあります。

親代わりになるきょうだい児
優等生になるきょうだい児

これらは親からすれば理想だと思います。
しかし僕はそのどちらにもなれませんでした。

【きょうだい児の特徴3】退却するパターン

なるべく障害をもつ兄弟姉妹と関わらないようにするタイプのきょうだい児です。

まさに僕はこれにあてはまります。
中学生くらいのころから家族がどこかへ行っても自分ひとりだけ家に残ったり、別のことをしていたりしました。
僕は子どものころ障害をもつ兄を恥ずかしいと思っていましたし嫌でした。

成人して大人になった今では笑ってふりかえることができますが当時は嫌でした。

家族で外出したら同級生や知り合いに会わないか不安でしたからね。

ましてや高校生の時は「兄弟はいません」と周囲に言っていました。
兄のことを恥ずかしいと思うことともに嘘をつき続けるという罪悪感ともたたかっていました。

【きょうだい児の特徴4】行動化するパターン

自分の怒りや不満を行動に表していくきょうだい児です。
重荷になっていることを親に気付かせるために、行動に起こします。

これも若干あてはまる部分があります。

僕にとっては兄の存在は重荷でした。それを口にしたことはありません。

家族に対してぼろくそ色々言ったことはありますが学校で悪いことをしたり非行にはしるということはなかったです。

上2つのタイプのきょうだい児になれればそれにこしたことはなかったかもしれません。
僕は下2つの方のきょうだい児になってしまいました。

きょうだい児としての僕の人生

お前のお兄ちゃんってなんか変じゃね?

僕が小学校5年生の時に同級生にこう言われました。

その時、兄は卒業して住んでいた学区とは異なる特別支援学級のある公立中学校に通っていました。
僕が住んでいた学区の中学校には特別支援学級がありませんでした。

僕は当時少年野球チームに所属していました。
たまに親が兄を連れて応援にくるので、僕の兄を見た同級生が色々話していたのを今でも覚えています。

“あいつおかしいよな”
“頭おかしいらしいよ。だから〇〇中学(兄が通っている中学)行ってんだってさ”

みたいな会話をしていたり、馬鹿にしたようなことを言われることもありました。

正直、当時は親に兄を連れてきてほしくなかったです。
親にそれを伝えたことはありませんでした。

でも今思えば親は僕の気持ちに気が付いていたと思います。
今となっては申し訳ないです。

僕は兄とは別の住んでいる学区の公立中学校に進学しました。
僕が住んでいた地域は中学受験をする人はほぼいなかったです。
中学受験をするとなっても受ける中学は岩手大学附属中学しかないですからね。

中学に入学すると先輩(兄の小学校の同級生)に

“なんでお前のお兄ちゃん〇〇中学に行ってんだよ?お前も一緒に行かなかったの?w”

なんて言われたこともあります。

自分をさらけ出すのが怖くなって中学以降は俗にいう陰キャとして
過ごしていました。

生徒会や文化祭とか学校行事には積極的に参加したことないです。
中学と高校の卒業アルバムは真っ白です。

高校生、大学生以降はずっと兄の存在を自ら明かすことはありませんでした。
聞かれてもはぐらかしていてのを覚えています。

大学生なってからは地元を離れていたのもあって性格も開放的になりました。
ちなみに大学時代はよく海外行っていました。

きょうだい児が直面する悩み

僕の少年時代から現在に至るまで経験から色々考えてみました。

悩み一覧
・学校で友人から兄が障害者という理由だけで馬鹿にされる
・親が亡くなったあとどうするか
・結婚はどうすりゃいいの?
・将来の自分と家族の生活に対しての不安
・親の介護ときょうだいの世話、両方をしないといけないのか
・親と将来のことやお金のことを話す機会がない
・自分の夢をあきらめなきゃいけないのか

色んなきょうだい児にお会いしましたが、
一番多い悩みは「親が亡くなったあと」のことですね。

学校で馬鹿にされたりするというのは学生のきょうだい児なんかは深刻な問題ですね。

【体験談】嘘をつきながら生きるのは辛い

きょうだい児として悩みながら人生を過ごしてきました。
高校生、大学生の時は「僕に兄弟はいません」と周りに嘘をつきながら生きてきました。

小中学生の時の経験から自分を守るために「僕に兄弟はいません」と言っていました。

仮に「兄がいる」と答えると

学生?どこの学校?
一緒に遊んだりするの?

と高確率でこういう質問がくることが想定できます。
もちろん答えられないから「兄弟はいません」と嘘をついていました。

そんなことしていて恥ずかしくないの?つらくないの?

そう思われる方もいるかもしれません。
もちろん罪悪感はありました。

周りの友人にも嘘をついているし、親にもこんなこと言えません。
そして「自分自身に嘘をつきながら生きている」ことが一番つらかったです。

もちろんこんなことを考えながら人生を生きていくなんて嫌です。

【体験談】「僕の兄は障害者です」とカミングアウトしてみた

僕は現在きょうだい児であることをカミングアウトしながら生活しています。
キッカケは下記のブログを読んだことがキッカケです。

カルロスさんというブロガーが書いた「野村證券の辞め方。新卒入社1年半、僕は給料泥棒でしかなかった。」という記事です。

このブログを読んで自分をさらけ出す勇気をもらいました。
カルロスさんとは直接お会いもしています。

このブログがキッカケで、

「兄弟はいるの?」
と聞かれても

「兄がいます。障害者です。」
となにもためらいもなく答えるようになりました。

僕も大学を卒業して社会人だし、会う人も大人が多いので馬鹿にされるということはまずないです。
「兄は障害者です」と言われると驚かれたり、「大変そうですね」と言われることが多いです。

カミングアウトしてから

自分が悩んでいたことはとても小さいことだった

ということに気づかされました。

なかには「自分の身内にも障害者がいる」ってカミングアウト返しをくらったこともあります。笑

もちろんカミングアウトしたからといって損をしたこともないです。

今悩んでいるきょうだい児の方がいればカミングアウトすることをおすすめします。

「カミングアウトできないから悩んでいるんですけど・・・」
その気持ちもわかります。笑
僕もそうでしたから。

そういった人たちにはきょうだい会に参加することをおすすめします。
僕も参加したことがありますが同じ境遇の人たちが集まって話すって良いことだなって感じました。

この記事を読んでいる人が一歩を踏み出すキッカケになってくれれば幸いです。

ご相談などあれば気軽にお問合せください。

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