「きょうだい児のブログを読みたい」
「自分以外にもきょうだい児っているの?」
「わたしの兄弟姉妹は障害者だけど周りに言えない」
このページにたどり着いたということはこんな悩みと本音を抱えていませんか?
あなたのその気持ちとてもわかりますよ。
僕には自閉症の兄がいます。
いわゆるきょうだい児と呼ばれる存在です。
子どもの頃から生きづらさを感じながら生きてきました。
「兄弟いるの?」って聞かれたら「一人っ子だよ」なんて言っていたり。
ですが現在はきょうだい児をカミングアウトしながら自分を受け入れることができながら生活しています。
きょうだい児はあなただけではないです。
一人で悩む必要もありません。
きょうだい児って何?という人はこちらの記事を読んでいただければと思います!
この記事では
- きょうだい児の主な悩み
- ずっと一人で悩んでいた僕の体験談
- 悩みの解決方法、向き合い方
を紹介します。最後までお読みください!
今回はきょうだい児の本音をまとめてみます。
もくじ
きょうだい児の悩みと本音をブログで集めた
【きょうだい児の悩みと本音1】圧倒的にネガティブなものが多い
障がい者のきょうだいたちが、わざわざ裏アカウントまで作って、そこできょうだいの悩み、きょうだいや親への不満や悪口を書き込んでいるのはなぜか?
きょうだいは助け合うべきなんてきれいごとを並べる前に想像してほしい。
誰にも吐き出すことができずどれだけ苦しんでいるのか。— ぎふ障がい者きょうだいの会 (@gifu_kyoudaikai) 2019年1月22日
#きょうだい児で見かけるツイートの9割は障害を持つ兄弟姉妹、そして自分の親への不満です。
親や兄弟姉妹に直接向かって言うことが難しいものばかりです。
僕も障害を持つ兄のことで周りからバカにされたことや自分の悩みを打ち明けることはできませんでした。
僕は子どものころ障害を持つ兄を恥ずかしいと思っていました。
【きょうだい児の悩みと本音2】障害を持つ兄弟のこと隠してしまう
兄弟の話は事実にちょっと嘘を加えながら話す。そして年々返しがスムーズになってく。
「兄弟何してるの?」→『実家出て働いてますよ(施設で作業)』
「兄弟とよく連絡とる?」→『あんまりとらないかな。(そもそも使えないからスマホ持ってない)』#きょうだい児— ぺか (@peekape_) 2019年3月8日
久しぶりに会話の流れできょうだいが障害者だと言った。
私は事実を言ったまでで普段隠してるわけでも聞かれもしないことを喋って回ってるわけでもないのに、相手は申し訳なさそうにしていた。
なんできいて悪かったと思うの?家族に障害者がいるのはそんなに恥?#きょうだい児— 青緑@ (@aomidori_ny) 2019年3月2日
これも共感できます。
僕も「兄弟はいるの?」という質問がとても怖かったです。
どうして自分の兄弟を隠すんですか?
家族なのに。。
と言われたことがありますがこれは当事者にしかわからない悩みです。
【きょうだい児の悩みと本音3】いなくなってしまえばいいのに
弟殺して、私も死にたい。疲れた。弟の食事の準備、入浴介助…入浴するまで大変で、少しでも気にいらない事があると弟が「バカヤロー」と罵倒してくる。家では弟の前でそんな言葉誰も使わないのに…#きょうだい児
— ユキヲ (@xxxyukiwoxxx) 2019年3月8日
そりゃ邪魔って言われたらしゃべんなって言われたらこういう人間に育つに決まってんじゃん 否定されて否定されて毎日否定されたらこうなるに決まってる ほんとに消えて欲しい死んだらいいのに#きょうだい児
— 🐸 (@zenshinbakibaki) 2019年2月28日
これらのツイートからは深刻に悩んでいるというのが伝わってきますね。
僕は恥ずかしいとは思っていましたが兄を殺したいとかいなくなれって思ったことはないです。
兄弟姉妹の障害の程度によって同じきょうだい児としても悩みは変わってくると思いますね。
これらのツイートをみて僕はひどい人たちだなんて一切思いません。
きょうだい児の悩みは自分の努力ではどうにもできないことばかりです。
【きょうだい児の悩みと本音4】結婚式に呼んでもらえなかった
私はいとこの結婚式に呼んでもらえませんでした。私を呼んだら姉もという話になってしまうからみたいでした。別に私だけ呼んでくれてもいいのに。まあ、いとことは性格全く合わないからいいけどさ。#きょうだい児
— nononi@お休み訓練ちう (@nononi_) 2019年2月28日
これは複雑ですね。
このツイートの真相はわかりませんが、色々と考えていることがあったと思います。
障害の程度によっては冠婚葬祭に出席するのは難しい可能性もあります。
【きょうだい児の悩みと本音5】絶縁しました
【定期bot】私は捨てました。兄も両親も。「冷たい」? 結構です。兄の介護をするために生きて、死んでいくために産まれたなんてまっぴらだったから。#きょうだい児
— zora (@zora__) 2019年3月9日
この方はもとても悩んでますね。
とても長い時間をかけて下した決断だと思います。
きょうだい児関係なく家族と絶縁したかったら全然して良いと思っています。
たとえ家族だろうが自分とは異なる人間なわけで必ずしも自分と合うわけでもないです。
自分にとってマイナスになる人は関わることを避けましょう。
仮に絶縁してもやりなおすことだってできると思います。
【体験談】ブログをやるまで僕もずっと一人で悩んでしました
僕も子どもの頃からきょうだい児として悩んできました。
そのことはおもに別の記事で書いています。
子どもの頃もそうだし、大人になってからも誰かに相談しようと考えたこともないです。
誰に相談したら良いかわかりませんでした。
親には「兄が障害者だから悩んでいるよ」なんてまず言えません。
そんなこと言ったら怒られるだろうし、悲しむだろうなって思ったからです。
学校の先生とは自分の気持ちを打ち明けられるほど信頼関係を築けませんでした。
他人に自分の本音を話すのがいつしか苦手になっていました。
友人には一番言えませんでした。
高校生以降は周りに「兄弟はいません」と宣言していましたから。
大学生くらいまではほとんどの人が「障害者を馬鹿にしている」と思って生きていました。
【解決法】ブログをはじめてきょうだい会に参加したら前向きになれた
きょうだい会というのは障害者の兄弟姉妹が集まる会です。
僕はこのブログをはじめてから知りました。
はじめて参加した時は衝撃的でしたよ。
自分と同じように悩んでいる人が他にもいたということに。
きょうだい会に参加する前は、
誰にも理解されず一人で悩みながら死んでいくんだろうとか思っていましたから。笑
きょうだい会には高校生から年配の方まで幅広く集まります。
年齢や人生のライフステージによって悩みって変わってくると思うんです。
中学生や高校生、成人してから、親亡き後、直面する問題は違います。
自分が悩んでいる問題を解決に導くヒントをくれる人がそこにはいます。
結婚したきょうだい児だっています。
親亡き後を乗り越えたきょうだい児だっています。
僕は現在は
「兄弟はいるの?」
と聞かれても
「兄がいます。障害者です。」
となにもためらいもなく答えるようになりました。
同じように悩んでいる人がいるというだけでとても勇気づけられました。
この記事を読んでいる人が一歩を踏み出すキッカケになってくれれば幸いです。
ご相談などあれば気軽にお問合せください。
こんにちは。
以前にも、コメントさせていただきました。その時に「何かあったらまた言ってください」と言っていただけたので、コメントしています。
きょうだい児です。きついです。辛いです。
昨年、兄が行っていた小児科にカウンセリングに行ってみましたが、特にスッキリしませんでした。
現在、相談する相手が1人もいない状態です。
私は、ASD(最近病院に行ってないのでわかりませんが、おそらく不注意優勢型のADHDでもある)の兄のことが受け入れられません。かなり拒絶しています。
それでも、相談してもいいですか?
はじめまして。
突然すみません。
プレジデントオンラインの、家庭で起こる社会問題を取り上げる「家庭のタブー」という連載で、きょうだい児について取材をさせていただきたいと考えており、当事者の方にメッセージさせていただいています。
取材はメールで行う予定です。
記事は匿名で執筆します。
記事が完成したら、ご確認いただいた上で、掲載になります。修正にも対応します。
取材をお受けいただけることになりましたら、メールアドレスを交換し、メールにて質問をお送りいたします。
他、疑問や不安があればお気軽にお寄せください。
前向きなご検討のほど、よろしくお願いいたします。
はじめまして。きょうだい児として生きてきて、その妹が亡くなった後も過去を振り返ると、苦しい思い出が多く気持ちが晴れる事はありません。
こんなにまで影響され続けるだなんで、自分の生まれてきた境遇を恨みます。