「普通学級に障害者がいたら迷惑ではないか?」
「普通学級に障害のある子がいたら歓迎されないのかな?」
「本音を言うと迷惑でしかない」
そんなことを考えていませんか?
障害の種類にもよりますがとても大変ですよ。
結論から言うと本人に合わせた教育を受けさせるべきです。
僕には障害者の兄がいます。
いわゆるきょうだい児という存在です。
この記事では
- 普通学級より特別支援学級に通ったほうが良い理由
- 親の気持ちより本人にとってどちらがよいかが大事
- 障害のある子どもを普通学級に入れて何をしたいのか?
- きょうだい児の僕の体験談
を紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。
もくじ
特別支援学級に通った方が良い理由
日本では幼稚園や保育園を卒園すると小学校に入学するのは言わなくてもわかると思います。
義務教育ですから。
そして健常児であれば特に意識することなく小学校にそのまま入学します。
もちろん公立か私立かという違いはあると思いますが。
特別支援学級か普通学級の決まり方
障害のある子どもの場合は特別支援学級か普通学級か選ぶことになります。
そもそも特別支援学級か普通学級かどうやって判断するかどうか知っていますか?
Q.学級はどのようにして決まりますか?
A.小学校の場合は、就学前に行われる健康診断で身体の疾患や知的発達の度合いを検査します。こちらの検査の結果で何らかの支援の必要性があると判断されると、教育委員会と就学相談を行った上で所属学級をきめます(また、検査結果によらず保護者の意思で就学相談を希望することもできます)中学生の場合は小学校の通学状況を踏まえて決定します。小学校の時に特別支援学級に在籍し、中学生から通常級に在籍する、というケースもあります(もちろん逆もあります)
入学前に事前に健診を受けて決まります。
ですが法的拘束力などはないので障害があろうが普通学級に入学することは可能です。
普通学級は健常者が障害者のサポートを学ぶ場所ではない
もちろん障害者に理解はあったほうが良いに決まっています。
ですがそれは普通学級に障害者を受け入れることとは別問題です。
障害の程度にはよりますが、一人の支援の為に他の子どもに我慢を強いるような状態になってはいけません。
誰かのボランティアやお世話があることを前提に考えているのであればやめたほうがいいです。
障害のある子を受け入れることになれば先生も普通学級の他の児童や生徒にとってはかなりの負担になります。
いじめやからかいの対象になる
クラス内で煙たがられる存在であれば可能性は高いです。
授業妨害されたり、休み時間に危害を加えられたりしたら嫌ですから。
場合によっては本人に気付かないところで陰口を言われているかもしれないです。
親のエゴ、自分勝手
親の気持ちよりも本人にとってどちらが良いかが大事ではないでしょうか?
障害を持つ子どもの親御さんの子どもを普通学級へ入れたいと思いは多少はあるのかもしれません。
そう思う背景にはいつかは健常者の子に少しでも近づいて同等になって欲しいという願いがあるんだと思います。
親はきょうだい以上に考えていることはたくさんあるはずです。
ですが理想だけでは問題は進展はしないでしょう。
障害のある子どもが将来自立して暮らしていける能力を身につけることは不可欠です。
ですが必ずしも普通学級に通わないと身につかいなんてことはないと思います。
仮に障害のある子を普通学級に入れるとしたら、
“障害のある子どもを普通学級に入れて何をしたいのか?”
これをしっかり考える必要がありますよ。
本人にとってどちらがいいのかという当たり前の事が最も大事です。
背伸びしたり、高望みしたっていいことは何もありません。
【体験談】僕は兄とは別々の中学でした
僕は高校生までずっと同じ屋根の下で障害のある兄と過ごしてきました。
中学は僕と兄は別々でした。
理由は僕が通っていた中学には特別支援学級がなかったからです。
ただ僕が通っていた中学にも同学年に知的障害がありそうな人がいました。
周りと浮いていたり、からかわれたりしていましたが本人はどう思っていたんでしょう。
当時中学生ながら「親は何を考えているんだろう」なんて思ったりしていました。
色々と考えはあったのかもしれませんが。
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